フォローアップキャンプ開催
- 2015年09月24日
2015年7月26日(日)、G空間未来デザインプロジェクトは宮前区と宮前区内会場で「フォローアップキャンプ」を共催しました。
「フォローアップキャンプ」はG空間未来デザインのアイデアソン、ハッカソン、マーケソン等に参加された方を対象に「皆で再会して交流を深めるとともに、これから実行していきたいことを議論する」ことを目的に行ったものです。2015年2月に行った「マーケソン」でサービスを発表した8チームは発表で終わることなく、地域の課題を解決することを目的としたサービスを実現、事業化するために、現在もミーティングを行ったり、事業化パートナーを探したりするなどの活動を続けています。「フォローアップキャンプ」は各チームのサービスの事業化を支援する宮前区の皆様との連携によって実現したもので、当日はチームに参加した方をはじめとした学生、宮前区在住の方等約30名の方が集まって7チームの方による進捗状況の報告と共有を行いました。
各チームの進捗状況ならびに今後の予定については、以下になります。
1.「坂でビンゴ」チーム
利用者が思い出やおすすめスポットを登録し、ビンゴ形式でまちあるきを楽しめると共に、行政向けに街の観光振興を支援するアプリ。アプリを宮前区のみならず全国に展開することを目的に、チームメンバーが起業を予定
2.「公園に行こう」チーム
町内会回覧用のタブレット回覧板の提案/バブルサッカーの提案
3.「じじばばウォッチ」チーム
区内の高齢者の方による子どもの見守りを行うアプリを開発中。現在、iBeaconを用いた高齢者による子どもの見守りシステムを企画
4.「ぐるっと宮前バス」チーム
バス運営会社により異なるバスの時刻表を一元化するなど、バスを使った移動にかかわるワンストップサービスを提供することを目的に、サービスの内容を検討中
5.「ぐるっと宮前」チーム
区内のおすすめスポットを巡る街歩きアプリを開発。都内を中心に展開しているレンタル自転車と連携するなど、今後のサービス運営やサービス内容を検討中
6.「観光レシピ」チーム
Excelを利用して誰もが地域の観光地やおすすめスポットなどのデータ入力し、公開できるアプリを開発。データソンとして参加者が地域の観光データを入力するイベントも企画
7、「坂部」チーム
勾配の急な坂を利用したイベントを企画。宮前区の坂をトレーニングスポットとしてアピールできる機会をつくり、ランナーを中心としたアスリートに向けて坂の魅力を発信する予定
アイデアを自ら事業化しようとするチームや、企業や行政と事業化を図りたいというチームなど、活動の方向性はさまざまですが、参加者は一様に「今後もこの活動、ここで出来た人のつながりを継続したい」という思いを抱いており、G空間未来デザインプロジェクト事務局は宮前区と今後も連携し、各チームのサービスの実現に向けて支援を行っていきます。
その一環として、2015年10月18日に行われる「宮前区民祭」では各チームでサービスの実証等を行うブースを設ける予定です。
宮前区民祭はこちらから==> http://www.city.kawasaki.jp/miyamae/page/0000070336.html
続きを読む
「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたマーケソン」開催
- 2015年02月25日
2015年2月20日、21日に開催する「地域課題を解決する地理空間オープンデータを用いたマーケソン」開催しました。
マーケソンはハッカソンで参加者の皆さんが生み出したプロトタイプの事業化を目指してプロトタイプの利用実証や有識者および関係者による対話、最終審査を行うという趣旨のイベントです。マーケソンの実施は世界初の試みとなります。
1日目は宮前区役所で、ハッカソンのチーム編成を引き継ぎ、9つのチームがプロトタイプの改善作業を行いました。午前中は参加者の皆さんがプロジェクトテーマ「地域課題」の当事者である地域の方々にプロトタイプに実際触れていただいてサービスの利便性や利用シーンについての確認を行う「フィールドマーケティング」の時間を設けました。会場の外に飛び出して地域のフィールドワークを行うチームもあれば、会場内でじっくり地域の方にインタビューするチームもあるなど、各チームがそれぞれの目的に合わせたマーケティング活動を行いました。午後は各チームが地域の方々から得たフィードバックや気付きなどを共有する時間を設けてプロトタイプの改善作業を行いました。
2日目は川崎市役所のホールに場所を移しての開催になりました。各チームによるプレゼンテーションおよび表彰を行うとともに、参加者の皆さんが交流を深め、事業化について話し合うことを目的としたネットワーキングを行いました。
9チームが地域の課題の解決や地域の魅力の創出、オープンデータの活用に取り組み、個性豊かな新しいサービスを披露しました。
有識者や主催者による検討の結果、3チームが各賞を受賞しました。
G空間未来プロジェクトはイベント終了後も継続してアプリケーション・サービスの事業化に取り組む参加者の皆さんの活動を支援し、地域課題解決に向けてさらなる活動の展開を予定しています。
<表彰結果>
【宮前区長賞】
坂部(チーム名:坂で元気)
宮前区副区長 豆白氏(当時)からの講評
「宮前区は坂が多く、その差かをなんとかして克服して魅力に変えようと各チームでいろいろと取り組んでいただけました。日々、宮前区を歩いて、どれくらいの高さを登ったかというデータがわかると、そこに住む人や働く人の励みになると思うので、ぜひアプリ化してほしい。」
※G空間未来デザイン賞もダブル受賞(マーケソン参加者による投票で最多投票数を獲得)
【川崎市長賞】
観光レシピ(チーム名:観光レシピ振興会)
川崎市総務局情報管理部ICT推進課課長 飯島氏(当時)からの講評
「観光産業との連携を考えていること、仕組みとしてはエクセルからアプリが自動生成されるということで、参加する人のハードルも低くて、よく考えられていると思いました。」
【国土交通省国土政策局長賞】
思い出坂のビンゴ(チーム名:N.W.S.I)
国土交通省国土政策局国土情報課課長 西澤氏からの講評
「古い写真を使うというアイデアは、地域の移り変わりがわかり、新しく越してきた人にとっても昔の様子がわかるのでいいと思います。」
じじばばウォッチ(チーム名:じじばばウォッチ)
国土交通省国土政策局国土情報課課長 西澤氏からの講評
「開発中は実現性が低いのではないかと思っていたが、だからこそ『本当にこのようなサービスが実現できれば画期的だ』という意見を聞いて、なるほどと思った。今後の重要な課題は少子高齢化なので、そこにフォーカスした点もよかった。」
詳細はこちらの記事でもご確認いただけます。
ハッカソン成果の事業化を目指す初のイベント「G空間未来デザイン マーケソン」が開催 – MdN Design Interactive – Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/40106/
続きを読む
「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたプレマーケソン2」開催
- 2015年02月5日
2015年1月23日(金)カタリストBA(二子玉川)にて、「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたプレマーケソン2」を開催しました。
マーケソンとは、我々が独自に提唱する用語になります。
これは、通常のアイデアソン・ハッカソンまでをセットにしたものではなく、成果物をマーケットに投入するという趣旨のモノでマーケット+マラソンという意味です。
今回はそのプレイベントとして、プレマーケソンを行いました。
先に宮前区役所で行われたハッカソンで開発を行い、9つのアプリケーション・サービス案が創出されたものを引き継ぎました。
作製されたアプリケーション・サービスは、地理空間オープンデータを活用して川崎市・宮前区の課題を解決する、または魅力を向上させるためのもので、この成果を継続していく目的で行われたものです。
イベント当日は、平日の夜であったにもかかわらず、各チームから多くの方にご参加を頂きました。
主題である、どのような形で市場に投入されるのかといったところで各チーム内で議論が交わされ、それをもとにチームの垣根を越えた意見交換が行われました。
今後は、このイベントをマーケソン本番へと引き継ぎ、より実りのあるもになればと思います。
g-future-design_report_pre-markethon_150123.pdf
「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたハッカソン」開催
- 2015年01月19日
2014年12月20日(土)、21日(日)、カタリストBA(二子玉川)にて、「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたハッカソン」を開催しました。
このハッカソンは先に宮前区役所で行われたアイデアソンで生まれた22のアイデアを引き継ぎ、地理空間オープンデータを活用して川崎市・宮前区の課題を解決する、または魅力を向上させるためのアプリケーション・サービスを生み出す目的で行われたものです。
参加者数は84名。宮前区在住・在勤の方をはじめ、プログラマーやデザイナーなど多彩な才能を持つ方々が集まりました。
会場では地理空間オープンデータの活用等についてアドバイスを行う「データお助け隊」や、提供サーバ等技術的な問題について質問を受け付ける「ツールお助け隊」というヘルプデスクを設置し、参加者の方々の開発サポートも行いました。また、2日目には宮前区在勤の方々による「ユーザー・レビュー」を行い、サービス開発のアドバイス、意見交換の機会も設けました。
2日間、各チームで開発を行い、9つのアプリケーション・サービス案が創出されました。
詳細はこちらの記事でもご確認いただけます。
地域課題をアプリで解決、「G空間未来デザイン」ハッカソンレポート – MdN Design Interactive – Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/39388/?rm=1
g-future-design_report_hackathon_141220-21
続きを読む